ロッテ福浦和也内野手(39)とサブロー外野手(38)がオーナーを務める少年硬式野球チームが、甲子園経験のある名将を招く。国学院久我山(東京)、木更津中央(千葉、現木更津総合)、江の川(島根、現石見智翠館)などを率いた楠井克治氏(59)の監督就任が30日までに決まった。早大出身の同氏は高知中央では校長を務め、選手の自主性を重んじる指導に定評がある。

 また、楠井氏の長男一騰氏もスタッフ入りする。松江北(島根)のエースとして02年センバツに出場し、東大野球部でもプレー。その後、東大大学院で学んだ。父のサポート役として指導を手伝う予定で、サブローは「野球だけでなく勉強も教えてくれるのではないか。そういう文武両道のところは大事にしていきたい」と期待した。

 年明けの5日からは専用のホームページを立ち上げて、入団希望選手の受け付けを開始する。ロッテ球団のホームページともリンクされる予定。第1歩となる選手のセレクションは11日にQVCマリンの室内練習場で行われる。

 ◆楠井克治(くすい・かつじ)1955年(昭30)4月6日生まれ、和歌山県出身。桐蔭(和歌山)、早大で野球部に所属。国学院久我山、木更津中央、江の川で監督を歴任。久我山で春2回、夏1回、江の川で春1回、夏2回と計6度の甲子園出場に導いた。04年から日生学園二(三重)、08年から高知中央でも監督を務めた。