得意の守備は新人王クラスだ!

 阪神のドラフト5位植田海内野手(18=近江)が新人合同自主トレの守備練習に参加。視察に訪れた中村GMから「あのようなスローイングをしている。動きが柔らかい内野手で楽しみ」と、新人王を獲得した元阪神守備走塁コーチ久慈照嘉氏に例えて称賛された。

 第2クールに入り、アピール機会がやって来た。約20メートルの距離でプロ入り後初めてノックを受けた。現役時代名手として知られた中村GM、和田監督、平田ヘッドコーチの前で細やかな動きを披露した。「特別意識することなく、感覚を思い出しながらやりました」。首脳陣の姿にも物おじせず余裕を感じさせるプレーぶり。その姿で浮かび上がったのが久慈氏だった。

 久慈氏は05年シーズンで引退。当時小学3年生だった植田は「名前程度しかわからないです…」と正直に語る。それでも強烈な第一印象を植えつけた。「まだまだこれからです」と自慢の守備力をアピールしていく。