広島九里亜蓮投手(23)は春も毎日投げる。今日25日から始まる先乗り自主トレに備えて24日、日南入り。合同自主トレでも何度もブルペンに入るなど、フォーム固めに余念がない。秋季キャンプでは連日ブルペン入りし、18日間で計2026球を投じた。引き続き、力みが抜け、体が一塁側に傾かないフォームを目指す。開幕ローテを狙う立場だ。春も投げまくる。

 「コーチやトレーナーにも聞かないといけませんが、僕は投げるつもりでいます。フォームを確立しないと、ローテは厳しい」

 前日23日には母校・岡山理大付のセンバツ出場が決定した。早川宜広監督に祝福の電話を入れたという。17年ぶり5度目の出場に「これを励みにして頑張ります」と刺激を受けた。勝負の春が始まる。タフネス右腕は、投げて投げて投げまくる。