3月10、11日の欧州代表戦(東京ドーム)に出場する侍ジャパンメンバー26人が16日、発表された。阪神から藤浪晋太郎投手(20)が選ばれた。

 阪神からはただ1人、藤浪が若手を重視した侍ジャパンに選出された。昨年11月に開催された日米野球以来、2期連続で代表入り。藤浪はこの日、球団を通じて「選出していただき光栄です。チームにとってはシーズン直前の大事な時期となりますが、侍ジャパンの一員として全力で頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

 約2週間後にシーズン開幕が迫る貴重な調整時期。開幕投手を狙う藤浪だが、日の丸を背負う一投手として全力で戦うつもりだ。

 初の侍ジャパンだった昨秋の日米野球では第4戦に先発した。4回4失点とほろ苦い結果だったが、その経験を生かした。

 このオフに広島前田、大瀬良らと自主トレをともにし、進化した。15日の紅白戦でいきなり152キロをマークするなど迫力も増してきた。藤浪にとっては、冬に取り組んできた成果を、シーズン前に披露する場となりそうだ。