<東京6大学野球:法大5-5明大>◇第7週第2日◇26日◇神宮

 完全優勝に王手をかけていた法大が明大と引き分け、優勝決定を27日に持ち越した。2点を追う8回、斉藤秀之外野手(3年=北海学園札幌)の適時打で追いつき、9回規定により引き分けた。10戦全勝こそ逃したが、3回戦に勝てば勝ち点5として2季連続45回目の優勝が決まる。明大は山崎福也投手(3年=日大三)の完投を、勝利につなげられなかった。

 優勝決定持ち越し。それでも法大ナインは悔しさを見せなかった。試合後のロッカー室で始まったミーティング。神長英一監督(52)の目も3回戦を向いていた。「(連勝が)止まってどうなるか。ここから冬場やってきたこと、スタミナ(の有無)が出る。信じてやろう」。

 6回に許した逆転はミスからだった。暴投と失策で2点を勝ち越された。神長監督はそれよりも8回に追いついた打線を評価した。「つまらない点をやりながら、よく追いついた。負けなかったんです」。打線は13安打した。チーム打率3割4分4厘。03年春の早大が持つリーグ記録に3厘差と迫り、勢いは衰えない。

 その先頭に立つ大城戸匠理外野手(4年=藤井学園寒川)は3安打して打率5割3分1厘とした。「負けなかった。負けない野球ができた。明日はミスしない方が勝ちます」と大城戸。試合後、ナインを鼓舞した神長監督は「明日、勝ちます」と言い切った。