横浜は28日、横浜市内の球団事務所でスカウト会議を実施。30日のドラフト1位指名候補を、宮崎商・赤川克紀投手(3年)東海大相模・大田泰示内野手(3年)近大・巽真悟投手(4年)早大・松本啓二朗外野手(4年)の4人に絞った。他球団も1位候補に挙げる逸材たちで競合は必至だ。宮本チーフスカウトは「赤川くんならヤクルトさんと抽選かな?

 いずれにしても競合でしょう」とニヤリ笑った。

 強気の裏には、2位指名の順番もある。ウエーバー順のため、横浜の2位指名は全体で13番目。抽選無しで“準ドラ1”を獲得できるとあって、佐々木社長も「(指名順を)奇貨としたい」と、最下位という今季の成績を生かす戦略だ。他の上位候補には、東洋大・上野大樹投手(4年)奈良産大・蕭一傑投手(4年)東邦ガス・藤江均投手(22)三菱ふそう川崎・矢貫俊之投手(24)らが挙がる。29日、最終的な候補順位を決める。【古川真弥】