ヤクルト高田繁監督(64)は、悔しさの残るドラフトになった。6球団による競合となった花巻東・菊池の抽選の場面だ。封筒を開ける運命の瞬間で「袋の中にあった白い袋を抜こうとしてもたついちゃって。(クジの中身を)出して見る前に西武渡辺監督に手を上げられたからな。あれはちょっとがっくりきたね」。同監督が抽選箱に手を入れたときには既に当たりクジはなかった状況だが、日本ハム監督時代以来となる25年ぶりの大役が、自身のモタモタによって不完全燃焼に終わる形となって肩を落とした。
それでも、今季泣いた先発候補としてトヨタ自動車・中沢雅人投手(24)と三菱重工神戸・山本哲哉投手(24)の即戦力左右両投手の交渉権を2位までに獲得した。3位以降も、日米大学野球で主将を務めた近大・荒木貴裕内野手(22)ら投手3人、野手2人というバランスの良い補強に成功し、同監督は「希望していた選手が取れて満足しています」と、最後は笑顔で締めくくった。




