日本ハムのドラフト3位、明大・岡大海内野手(22=倉敷商)が、11月8~10日に台北で行われる台湾3連戦に臨む「侍ジャパン」に選出濃厚なことが25日、分かった。この日、都内で行われた監督コーチ会議で、絞り込まれたメンバーに残っているもよう。今回は大学、社会人から2人ずつが選出される見込み。大学生では広島1位、九州共立大・大瀬良大地投手(22=長崎日大)とともに、ドラフト上位で指名された2人が名を連ねそうだ。

 東京6大学リーグでは投打で活躍した。投手としては最速152キロ、野手としては長打力に加えて50メートル5秒7の快足が武器。今年の日米大学野球選手権でも日本代表に選出された。指名した日本ハム栗山監督は「身体能力の高い選手」と、期待している。

 前日24日の指名後の会見では「(プロでも)二刀流でやりたい」と話したが、日本ハムは野手として育成する方針。日本代表でも基本線は野手としての選出になりそうだ。4年後の世界一奪還を目指す小久保ジャパンの船出に、将来有望なスケールの大きい二刀流選手が加わる。