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侍ジャパン3番イチロー4番稲葉/WBC

練習中、川崎(右)のサングラス姿にウケるイチロー(撮影・加藤哉)
練習中、川崎(右)のサングラス姿にウケるイチロー(撮影・加藤哉)

 サムライジャパンの骨格が見えた。3月5日開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表候補が21日、巨人と宮崎・サンマリンスタジアムで初の対外試合を行う。原辰徳監督(50)は20日、スタメンを公表。理想としていたイチローを3番に据えた打順が基本構想の中で「ダークホース」的な存在として4番には稲葉を抜てき。好調な1番青木、2番中島を配置しての上位打線を試運転。サプライズ的なラインアップで、まずは世界連覇への第1歩を踏み出す。

 青写真は、初陣からはっきりと描かれていた。原監督のポリシーは、打線の核と見ているイチローの配置に表れた。試金石になる初の対外試合で、3番での起用。かねての構想が、現実味を増してきた証しだった。「イチローは理想は3番。まだ分からないけれど」。そして、注目の4番に浮上したのは、稲葉。サムライジャパンの攻撃の軸になる3、4番の攻撃の2本柱が、見えてきた。

 懸案事項が解消されるメドがついた。さまざまな相手投手、ケースに対応しやすい利点がある打者を、左右交互に並べていくプランを練っていた。3番がイチローならば、1番は左、2番は右。カギになる2人の見極めが、大きなテーマの1つだった。2度のシート打撃で青木が7打数4安打1本塁打、中島が7打数3安打。イチローを生かす、キーマンを発掘できた。

 原監督はかつて上杉謙信が川中島の合戦で用いた戦法「車懸(くるまが)かりの陣」を例に挙げ、全体を3つに区切り、どこからでも得点できる打線の構想を明かしていた。その第1歩が「1番を打てる打者がいるかどうか」。4年連続打率3割超、2年連続出塁率4割超で俊足の青木が好調で、現状での迷いは消えた。必須な2番打者も、中島の猛アピールで見えてきた。

 大きな収穫を得たことで、新たな攻撃のスタイルも浮上した。4番には18日のシート打撃で3安打し「いい感じ。順調にきている」と好調な稲葉を起用。ジグザグ打線を組むなら村田も候補だが、出塁率の高いイチローの後はチーム打撃ができ、また併殺の可能性が少ない左打者が適任との判断をしたもようだ。

 伊東総合コーチは、原監督の構想の一端を明かした。「(4番像は)強打者より好打者。簡単に点は取れない。下位に1発を打てる打者を置いた方がいい」。4番稲葉が、現時点での筆頭候補に浮上した。下位打線は福留、城島、岩村と長打が期待できるメジャー組。上位は機動力、出塁率を生かし、下位は重量打線とバラエティーに富んだ布陣になる。

 貴重な6試合の実戦で、初戦からサムライジャパンの戦闘スタイルが見えてくる。高代内野守備走塁コーチは「監督の采配。明日のスターティングメンバーで見えてくるでしょう」と話した。原監督の“3番イチロー”から派生した4番稲葉を加えた理想が、一気に現実へと近づいていくオーダーがいよいよ初披露される。【高山通史】

 [2009年2月21日9時9分 紙面から]

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