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最強サムライ28戦士が決定、4番は稲葉

 28人のサムライジャパンが決定! 3月5日開幕のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表28選手が22日、確定した。代表候補33選手が参加した宮崎合宿最終日のこの日、イチロー外野手(35=マリナーズ)松坂大輔投手(28=レッドソックス)らが選ばれ、松中信彦内野手(35)和田毅投手(28=ともにソフトバンク)岸孝之投手(24)細川亨捕手(29=ともに西武)栗原健太内野手(27=広島)の5人が外れた。最強軍団を率いる原辰徳監督(50)は“武士道野球”で世界連覇を目指す。25日に参加全16チームの最終メンバーが正式発表される。

 サムライジャパンを率いる原監督が、戦場に乗り込む28人の最終メンバーを決めた。練り上げてきた緻密(ちみつ)な戦略と戦術。その作戦を実行し、連覇を目指すチームの骨格を固めた。選考の決断には迷いなく、「本当の意味でチームが結成された。メンバーを選ぶにあたっては灰色はない。白か黒しかないと思っています」と口元を引き締めた。決意を込めて話す姿には、代表メンバーへの誇りと自信がにじんだ。

 昨年10月、WBC日本代表監督に就任し覚悟を決めた。最初の“関門”は人選だった。「多くの候補メンバーを選ぶのは得策ではない。選ばれるかもという調整ではなく、自分がやらないといけないという自覚を持たせて調整させた方が、いい練習ができるだろう。後はこちらが選んだ選手たちを信じる覚悟を決めること」と、まず候補選手を34人に絞った。

 狙い通りだった。ケガや手術した選手に多少の遅れはあったが、ほとんどの選手が万全の状態で16日からの宮崎合宿に参加。後は理想のチームをつくるための人選だった。選手集合日の15日のミーティングで選手たちに方針を話した。

 原監督 おれたちはこれからいろいろな敵と戦う。目に見える敵には、みんな力を合わせ、力を出せれば勝てる。しかし目に見えない敵もいる。日本と違うルールや環境に戸惑ったり、経験したこともないプレッシャーもかかるだろう。そんな時に弱気な発言や、ふてくされた態度を出さない。食べ物なんかも気をつけてやってくれ。

 「日本の野球は世界に誇れる」と言い切る自らの野球観が裏付けになっている。勝手に打ったり投げたりするのではなく、1人1人が勝つために何をすべきかを考え、時にチームのため自己犠牲の精神を持つ“武士道野球”。選考は苦渋を伴うはずだが、「削るという作業はしていない。28人をピックアップした」と前向きな表現で説明した。

 原野球の象徴が、4番稲葉の抜てきだった。左アキレスけん痛で出遅れた第1回WBCの4番を張った松中はメンバーから外した。出塁率が高くスピードのある選手を1、2番に置き、イチローのバットにかける。そして出塁したイチローの走力を生かすために、併殺が少なく、長打力もある左打者の稲葉を4番に据えた。稲葉自身も「監督からこうしろとは言われていませんが、4番にはビックリした。その意味を自分なりに考えてやっていきます」と理解している。

 最も重視している投手陣の仕上がりも、順調に進んでいる。「強いチーム、勝つチームをつくる。この1点に集中し、サムライジャパンはスタートする。どれが最善策なのかは本番直前まで考える」。最強のサムライ軍団が連覇への道を歩みを始めた。【小島信行】

 [2009年2月23日8時36分 紙面から]

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