右肩の不安で調整が遅れている前田健太投手(24)は21日、今合宿で初めてブルペン投球を行った。変化球を交えて47球。テンポ、制球とも申し分なく、患部を気にする様子もなかった。「心配をかけてしまった。安心させるピッチングをしたかった。僕自身も、これでいけるぞ、と思った。今日は良かった」と話した。

 前田健の出遅れで投手陣の陣容が流動的になっている。山本監督は24日のオーストラリア戦で前田健を登板させる意向を示したが、先発かどうかは明言しなかった。ここから中6日で3月3日のWBC1次ラウンド中国戦に先発させるか、との問いには「そういう計算ではいます」と慎重な言い回し。状態を日々厳重にチェックし、最終的な判断は本番直前に下すとみられる。

 投手スタッフの固定が遅れるほどチーム構想は狂い、他投手にも負担が掛かる。「何とか、監督、みなさんの期待に応えたい。何とか、優勝に貢献したい」と決意表明した前田健。結果で示すしかないことは、本人が一番よく分かっている。