予選から勝ち上がった初出場のイスラエル(世界ランク41位)が、開幕戦で韓国(同3位)を破る波乱を演じた。

 1-1で迎えた延長10回2死一、三塁で、バーチャムが元ヤクルトなどで活躍した林昌勇から千金の二塁内野安打を放ち、勝ち越し点をもぎ取った。

 最後は8回からマウンドに上がったザイドが、韓国の主砲・李大浩を空振り三振に仕留めこん身のガッツポーズ、チームメートと抱き合って喜んだ。

 米大リーグ傘下のマイナー選手が大半というイスラエルが、延長10回の死闘を制す殊勲星でスタンドの韓国ファンを沈黙させた。