侍ジャパンの小林誠司捕手(27)が、WBC1号を放った。1点リードで迎えた2回2死一塁。2ボールから投じた3球目の外角直球を左越えに運ぶ貴重な2ランで先発武田を強力援護した。

 お立ち台で「本当に皆さんの応援が力になった」と真っ先に感謝した。本塁打は「バッティングカウントだったので、思い切っていった結果。あとはみなさんの声援のおかげです」。1次ラウンドでは全3試合で先発マスクを被り3連勝。「出てる限り、チームが勝つために必死にやっていきたい。最善の努力をするだけです」と力強く話した。

 12日からは2次ラウンドが始まる。「ファンの皆さんと一緒に、チーム一丸となって世界一をつかみにいきたい」と頼もしかった。