ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2次ラウンドE組2位通過が決まったオランダ代表は16日、東京ドームで渡米前最後の練習を行った。

 前夜の日本対イスラエル戦は、各自が家族や友人を招き、チーム全員で一室に集まり観戦。かつてロッテとヤクルトに在籍したヘンスリー・ミューレン監督(49)は「飲み物、食べ物を用意して、和気あいあいと試合を見た。2次ラウンド突破を全員で祝福した」とリラックスした様子で明かした。

 4強だった13年大会に続き、2大会連続の準決勝進出だ。同監督は、昨季メジャー47セーブを挙げたドジャースの守護神、ケンリー・ジャンセン投手(29)を追加招集することも明言。「スマイルしかないよ。実績十分で、彼みたいな投手が加わることは心強い」と歓迎した。

 E組MVPに決まった4番ウラディミール・バレンティン外野手(32=ヤクルト)は「本当にうれしい。東京ドームで日本のファンがすごく応援してくれたことが受賞につながったと思う」と感謝。「新たな戦いに向けて、集中していきたい」と意気込んだ。