プロボクシングの大成ジムは24日、所属する服部海斗さんが同日午前11時に慢性骨髄性白血病のため、大阪市内の病院で死去したと発表した。17歳だった。

 服部さんは16歳だった13年12月にフィリピンでプロデビュー。だが、昨年白血病を発症し、闘病生活を続けていた。スパーリングをしたことがあるIBF、WBO世界ミニマム級統一王者の高山勝成(31=仲里)が、治療費援助のため募金活動を行うなどプロボクサー仲間も支援を続けてきたが、病魔克服への願いは届かず帰らぬ人となった。

 大成ジムの丸元会長は「1年にわたって、闘病を続けてきて、本当によく頑張ったと思う。最後の最後まで、ボクサー魂を見せてくれた。ゆっくり休んでほしい」とコメントした。