WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(30=帝拳)が21日、都内のジムで本格スパーリングに突入した。5月1日に大田区総合体育館でのV4戦で、同級8位ディブ(オーストラリア)を迎え撃つ。20日にフィリピン人パートナー2人が来日し、初日は元東洋太平洋同級王者タナダと4回をこなした。

 三浦が右リードで何度も顔を突き上げた。得意の左もストレート、フック、ボディーとよく決まった。三浦は「結構いい動きができた。パンチももらわず右もよく出た」といい滑り出しに手応え。挑戦者は手数が多く好戦的。「不用意な1発や右をもらわないように」と、外からの攻撃を意識している。葛西トレーナーも「入りがいいと結果もいい」と合格点を与えた。