23年ぶり7人目の沖縄出身世界王者誕生はならなかった。

 同級2位江藤光喜(27=白井・具志堅)が、同級王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ)に挑戦。

 江藤は最後まで王者に逃げられ、捕まえられず、見せ場も作れなかった。「あんなに速いと思わなかった。ボクシングで負けた。期待を裏切ってしまった」と、ショックは大きかった。

 具志堅会長は今年還暦で殿堂入りした。ジム20年目で4度目の挑戦にして悲願の男子世界王者がかかっていたが「逃げるのもボクシング。王者はよく練習していてうまかった」と脱帽するしかなかった。