プロボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介(33=帝拳)が2日、都内の所属ジムで3月4日の同級3位リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との10度目の防衛戦(島津アリーナ京都)に向け、本格的なスパーリングを開始した。身長が163センチと自身より8センチ低い挑戦者を想定し、162センチ、164センチのフィリピン人選手2人を招き、計6回を消化。「初日で精度は悪かったが、身長のイメージも作れたし、良い練習になった」と振り返った。

 序盤は遠い距離からの右ジャブを効果的に使い、後半には得意の左を上下に打ち分けるなど、攻撃のバリエーションを確認。「右の練習に時間を割いてきたが、ここからは左につなげていく作業になる」と具体的なテーマを明かした。

 日本人4人目のV10がかかる一戦は、高校時代の3年間を過ごした京都が舞台。地元滋賀の後援会を中心にすでに3000枚以上のチケットを販売するなど、会場は超満員確実。抜群の営業力を誇る王者は「本当にありがたい。応援してくれる人のためにも自分は内容で応えるしかない」と、2戦ぶりのKOでの恩返しを誓った。【奥山将志】