K-1 55キロ世界王者の武尊(24=K-1ジム・チームドラゴン)が25日、都内で会見し、将来的な57・5キロへの階級変更を口にした。

 昨夜、東京・代々木第2体育館で行われた「K-1 WGP 2016」(日刊スポーツ新聞社後援)で武尊は、57キロ契約試合で小沢海斗(23=K-1ジムEBISU小比類巻道場)からKOを狙ったが、判定勝ちに終わった。

 事前の記者会見などで2度乱闘寸前になるなど、話題をさらった対戦。武尊は「思いっきり殴り合えて楽しかったが、分かりやすいKOができず悔しい。次は自分のレベルを上げてKOする」と約束した。

 Krush58キロの初代王者が武尊で、武尊が返上した王座についた2代目現王者が小沢。このほど57・5キロが新設されたことで、2人ともその世界王者が視野に入ってくる。

 「今は55キロのチャンピオンとしての使命があるが、いずれ57・5で戦う舞台が来たら、そこでKOする」と武尊は、2階級制覇での返り討ちを宣言した。