プロボクシングのIBF世界バンタム級14位大森将平(23=ウォズ)が16日、京都市内の同ジムで世界初挑戦を発表した。12月31日に変幻自在の動きが特徴の同級王者リー・ハスキンス(32=英国)との世界戦が決定。京都のジムから初の男子世界王者へ「KOしたいですね。地元ですから」と経験豊富なベテランにひるむことなく言い切った。

 南京都高(現京都広学館)出身で「神の左」で知られるWBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)の後輩にあたる。同じサウスポーの大森は山中に対抗し「魔の左」と呼ばれるが、全国的な知名度はイマイチだ。当日は井岡一翔、小国以載とトリプル世界戦。大みそかの勝利で「格好いい名前を一般募集したい」と注目度の急上昇も狙う。