K-1スーパー・フェザー級の新世界王者・大雅(20)が26日、都内で会見し、戴冠の喜びをかみしめた。

 前日の「K-1 WGP 2017」(東京・代々木第2体育館、日刊スポーツ新聞社後援)で、卜部弘嵩(27)を3-0の判定で破った。昨年9月のK-1同級世界最強決定トーナメント準決勝での判定勝利に続き、卜部弘に連勝。勢いの差を見せつけた。

 「弘嵩選手は、すごい対策をしてきてやりづらかった。でも、気持ちが入っていたので楽しかった」。1回に卜部弘の1発が効き、「インターバルに救われた」ことを明かした。

 若い20歳の王者として長期政権も期待されるが、「これからも厳しい相手と試合をして本物のチャンピオンになる」とさらなる精進を約束した。そして、最後はK-1のトップスター武尊について「(2015年4月のK-1 55キロ初代王座決定トーナメント決勝での)あの負けは忘れていない。武尊選手と試合がやれるとなったらやりたい」と、熱い言葉で締めくくった。