5日午後5時ごろ、兵庫県西脇市役所で、展示中だったWBCバンタム級王者で同市出身の長谷川穂積のボクシンググローブとサイン色紙がなくなっているのを職員が見つけ、警察に届けた。西脇署は窃盗事件とみて調べている。

 同署によると、1階西側の玄関ホールの木製ボードに針金などを使って固定。長谷川の写真や戦歴とともに展示されていた。誰でも触れられる状態だったが、近くに職員はいなかった。約1時間前までは異常なかった。

 市によると、2005年5月、市民栄誉賞を贈った際に長谷川から寄贈された。グローブが実際に試合で使用されたものかどうかは不明という。(共同)