ボクシングのWBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(29=フュチュール)が26日、京都市内の所属ジムで会見し、12月5日に大阪・ATCホールで同級5位アムラ・ゴーキャットジム(21=タイ)と4度目の防衛戦を行うことを発表した。挑戦者のアムラは、初防衛戦で判定勝ちしたヤニ・ゴーキャットジムの双子の姉。過去の映像を見た多田は「(戦い方は)似てると思う。パワーアップした多田悦子を見せたい」と語った。

 多田は同じサウスポーの前WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積(29)をかねて目標にする。長谷川の母裕美子さん(享年55)が24日に死去したことに触れ「今はつらいと思うが、長谷川さんにも頑張ってほしい」とエールを送った。なお多田の防衛戦は、国内の世界戦では男女通じて初となるアディダス社製のグローブが使用される予定だ。