ボクシングで世界2階級制覇の実績を持つ長谷川穂積(34=真正)が14日、現役続行を表明した。

 昨年4月に国際ボクシング連盟(IBF)スーパーバンタム級王座獲得に失敗し、進退を明らかにしていなかったが、所属ジムを通じ「負けた直後からくすぶるものがあった。まだまだ未完成。引退はもう少し後でもいいと思った」などとするコメントを発表した。

 兵庫県出身の長谷川は世界ボクシング評議会(WBC)のバンタム級王座を10度防衛し、フェザー級の王座も獲得。昨春、3年ぶりの世界戦で7回TKO負けを喫して世界3階級制覇を逃した。

 再起戦として4月に闘うことを希望しており「最低でも元世界チャンピオンぐらいとやって今の力を確認したい。体は問題ない」とした。