最強を目指し、食改革に着手だ。今月中の米国移住を決めた北京五輪柔道100キロ超級金メダリスト石井慧(22=国士舘大4年)が3日、八王子市・宝生寺での豆まきに参加。「体はアメリカナイズされている」と、渡米中に得た体調管理法を実践していくことを明かした。

 低脂肪で高タンパクの鶏肉のささみを意識的に口にするなど食への意識はもともと高かったが、先月14日からの渡米でさらに高まった。「日本より体に気を使っているなと思った」。豆まきの前には、早速ドライフルーツを購入。今後も極力、野菜などは無農薬にし、食事もなるべく添加物が入っていないものにする。

 現地では控えていた飲酒も、飲むなら瓶ビールと決めているようだ。帰国翌日にもかかわらず疲労の色はなし。「7時に起きて、すっきりしています。向こうで規則正しい生活を送っていましたから」と胸を張った。それでも、お米は別らしく「向こうで気が狂いそうになった。送ってもらいます。やっぱり日本人だな、と」と笑った。「向上心しかない。強くなれる確信を持ったし、すぐ行きたい」。食改革実行で、石井はさらなる進化を目指す。