4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(31=大橋)が防衛(WBAスーパー、IBF初、WBC、WBO2度目)に成功した。元世界2階級制覇王者のWBC世界同級1位ルイス・ネリ(29=メキシコ)の挑戦を受け、6回TKO勝利。日本人初となる4団体統一王者としての防衛を成し遂げた。
試合後、観客へ「プレッシャーがあったが皆さんの力が僕のパワーになった」と感謝。加えてネリに対し「ファンの気持ちはしっかり受け止めながらも、この試合に集中してきた」とリスペクトを込めた。人生初ダウンを喫したことについても「1ラウンド目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか」と笑いにかえてみせた。
井上のリング上での主なマイクパフォーマンスは以下の通り。
-防衛に成功
皆さん、こんなにも多くお集まりいただきありがとうございました。ここ東京ドームで34年ぶりの日本人メイベント。自分自身すごくプレッシャーがあったんですけど、こうして皆さんの力が僕のパワーになりました。本当にありがとうございました。
-倒した瞬間
倒した瞬間というのは、いつになく最高の気持ちですけど。皆さん、1ラウンド目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか。
-ダウンを取られた直後、笑っていた
やっぱりボクサーということで、そういうシーンは自分自身燃え上がるところがあるので、非常にハイテンションで試合をしてました。日本、東京ドームでルイス・ネリと試合できたことにほんとに感謝いたします。ありがとうございます。
-試合後にネリと握手した
6年前に日本での因縁があったというのは自分自身第2戦を会場で観戦していたので、ファンの気持ちというものはしっかりと自分の中で受け止めてはいましたが、ここ東京ドームでの戦いというのは井上尚弥VSルイス・ネリということで、自分はこの戦いに集中することを心がけてきました。なので、勝った瞬間というのは、やはりネリに感謝という気持ちで握手を求めに行きました。
-(サム・グッドマンがリングイン)今後の展望は
次戦9月ごろ、隣にいるサム・グッドマンと防衛戦をしていきたいと、これから交渉していきたいと思います。