WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(30=ワタナベ)が最強王者への出げいこで進化を狙う。22日、都内のジムで王座獲得後、初のジムワークを行った。渡辺会長は5階級王者パッキャオ(フィリピン)、10連続防衛中のWBC世界バンタム級王者長谷川穂積(真正)とのスパーリング計画を明かした。

 長谷川は4階級下のバンタム級とはいえ、普段の体重は64キロの内山と変わらない。「スピードあるカウンターなど、自分にないものがある。何かをつかみたい」。許可が得られれば、パッキャオのフィリピン、長谷川の神戸に赴く決意だ。

 渡辺会長とは3年後の33歳まで王座を死守することを約束した。初防衛戦は5月を予定。渡辺会長から「V7、8はしてほしい」と期待されると「今がスタートライン。ここからが勝負」と長期防衛を誓った。