WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(31=ワタナベ)のV3戦が延期になった。渡辺均会長(60)が都内で15日、来年1月10日に予定していた同級暫定王者ホルヘ・ソリス(31=メキシコ)との王座統一戦(東京・有明コロシアム)の延期を正式発表した。

 ソリスが気管支肺炎を患ったのが理由で、9日に相手陣営から連絡が入った。同日開催予定だったWBA世界スーパーバンタム級王者李冽理(28=横浜光)-下田昭文(26=帝拳)戦も延期。今後は同会場で早ければ来年1月下旬に、ダブル世界戦を行うことで早急に調整。相手について渡辺会長は「第1希望はソリス。ダメなら(ランキング)上位から声を掛ける」と語った。週明けにも決定させ、発表したい意向だ。

 この日、広島の栗原と合同練習した内山は「10日と考えて気持ちを入れていたので、かなりがっかりしました」と苦笑い。それでも「いつ決まってもいいように手を抜かずやっていきます」と切り替えていた。