<UFC129>◇4月30日(日本時間5月1日)◇カナダ・トロント・ロジャースセンター

 米総合格闘技UFCフェザー級王者のジョゼ・アルド(24=ブラジル)が、WEC時代を含めて通算3度目の防衛に成功した。4月30日(日本時間5月1日)のUFC129(カナダ・トロント)でマーク・ホミニック(28=カナダ)と対戦。5回判定3―0で打撃戦を制し、UFCでの初防衛となった。ウエルター級タイトルマッチは王者ジョルジュ・サンピエール(29=カナダ)が、ジェイク・シールズ(32=米国)を5回判定3―0で倒し、7度目の防衛を果たした。

 アルドが強烈パンチで挑戦者を退けた。序盤から接近戦で打ち合うと、3回に右ひじと左フックのコンビネーションで、4回には右ストレートを相手の顔にたたき込んでダウンを奪った。ポイントを十分稼いで迎えた最終5回は、グラウンド状態で下になり、守備に徹して逃げ切る余裕ぶり。「今回は筋力を強化して臨んだ。全力を出し切ったよ」と笑みを浮かべた。