ノアのエースKENTA(33)が4月30日、都内の事務所で退団を発表した。分裂直前の全日本で00年5月にデビューし、同年のノア創設から参加。昨年引退した小橋建太や、秋山準ら大量離脱後の団体を支え、174センチ、81キロとジュニアの体格ながらGHCヘビー級タイトルを8度も防衛し、再建のけん引役を務めてきた。しかし、海外志向が強く、33歳という脂ののりきった年齢を迎え、新しいスタートを決断した。副社長の丸藤正道(34)とともに会見したKENTAは「ノアの再建半ばで退団することに、大変悩みましたが、人生は1度しかないと決断した。33歳という年齢を迎え、環境を変え、新しいものにチャレンジしたい」と決意を話した。今後については「形になった時点で、あらためて報告させていただきたい」と話した。17日の東京・後楽園ホール大会が、ノア最後のリングとなる。