<プロボクシング:東洋太平洋スーパーウエルター級王座決定戦12回戦>◇18日◇東京・後楽園ホール

 東洋太平洋スーパーウエルター級4位湯場忠志(37=都城レオスポーツ)が王座獲得に失敗した。同級1位ローレンテ(フィリピン)に4回に続いて6回に2度目のダウンを喫する。レフェリーが試合を止め、6回2分38秒TKO負けした。

 国内で初めて5階級制覇した湯場だったが、同じ37歳でも世界ランカーに屈した。初回から劣勢で4回に左フックでダウンし、6回には連打に膝をついた。「この2、3年は20回しかスパーできなかった」と年齢との闘いを振り返った。58戦目で東洋太平洋王座は3度目も失敗。「あとは息子の海樹に託そうと思う」と言いつつ「60戦はやりたかった。何度も引退詐欺してますから。引退試合はするかも」と続けた。