「ミスタープロレス」天龍源一郎(65)が9日、東京・後楽園ホール展示場で、今年11月を最後に現役引退することを発表した。

 ─現役を振り返って

 天龍

 腹いっぱいのプロレス人生。たかだか幕の内の相撲取りが、名前を知られるプロレスラーになった。馬場さんのおかげです。

 ─1番のライバルは

 天龍

 難しいですね。ただ、一番影響受けたのは鶴田(故ジャンボ鶴田さん)。入った時、鶴田を見ながら、ああでもない、こうでもないと考える天龍がいた。

 ─天龍さんにとってプロレスとは

 天龍

 力道山関が米国から持ち込んでくれた大衆娯楽のトップだと思う。こんなに自分がプロレスにはまると思っていなかった。米国から来て、日本が育んだ伝統芸能だね。

 ─引退について

 天龍

 肩の荷が下りた。いつもイライラしていた。試合の時、行きも帰りも。

 ─引退後は

 天龍

 男が生きていくのは大変。やめると決めたからには、タレントでもナレーションでも腹決めてやっていくしかない。