大相撲の新大関照ノ富士(23=伊勢ケ浜)が、疲労でダウンした。17日は部屋の大阪・堺合宿公開日だったが、右ふくらはぎにうみがたまる炎症の蜂窩織(ほうかしき)炎で稽古を休み、堺市内の病院で点滴治療を受けた。熱も38度ほどあり「(原因は)疲れからです」と、元気なく話した。

 夏場所で初優勝して大関昇進を決め、休む時間がなく疲れがたまった様子。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も「何もかも初めてで、疲れが出た。慣れるまで時間は掛かる」と、多忙の弟子を気遣った。

 昨年夏場所前にも同じ症状に悩まされた。当時は1週間入院した照ノ富士だが、今回は「そこまでじゃない。たいしたことじゃない」と軽症を強調。20日の石川・小松巡業にも参加する予定だ。