AKB48の公式ライバル乃木坂46の若月佑美(18)が美術展覧会「二科展」に入選した。同展は5日開幕し、若月が「入選を聞いた時はびっくりしました。今後も美術の活動を続けて、二科展でも入選以上の賞を狙ってみたい」と喜びを語った。入選したのは、B1サイズ(728×1030ミリ)のポスターを自由なテーマで表現するデザイン部門。若月の作品テーマは「食物連鎖」で、カラフルに描いた食器の周りを、かわいらしい模様で彩った。感情の赴くままに、パソコンを使って1日で仕上げたという。

 主催側によると、今年で97回目となった同展の芸能人の入選は、石坂浩二(71)八代亜紀(62)工藤静香(42)らが果たしているがデザイン部(51年発足)では初めて。審査は名前や年齢を参考にせず、作品だけを見て行われる。審査員70人の半数以上が手を挙げた場合に入選となり、入選確率は約19・6%だった(1849点中363点)。若月は祖父が絵画の先生で、幼少から絵の世界に触れていたという。作品は17日まで東京・国立新美術館で展示され、その後全国でも巡回展が開かれる。