NMB48の1期生・福本愛菜(20)が1日、大阪・NMB48劇場のチームN公演「誰かのために

 リバイバル」で卒業した。前シングル「北川謙二」まで、全6作選抜入りの創設メンバー。

 冒頭で「最後まで笑顔で、1曲1曲、思いを込めて届けたい」とあいさつした通り、最後まで涙を流さなかった。

 公演では福本が一番好きだといい、NMB48リクエスト・アワーで1位になった「結晶」も披露。アンコール後のセレモニーでは、在阪ラジオ番組でコンビを組んでいた渡辺美優紀(19)が送辞を読みあげた。

 セレモニーには、Mへ移籍した同期1期で同級生の山田菜々(21)らも参加。山田が、メンバーのメッセージ色紙を渡そうとしたところ、うどんの国から来たお姫さんキャラクターの川上礼奈(17)が、うどんの旗を持ち、きわものキャラクターの木下百花(16)は、福本が好物のパンを半分握りつぶして“乱入”。

 さらに、劇場内に飾る卒業生向けのネームプレートを山本彩(19)が渡そうとすると、両手に荷物を抱えた福本は持てず。山本が、福本のおでこにのせて、約束通り“笑顔でサヨナラ”の卒業公演だった。

 感動シーンはことごとく、爆笑に変わり、福本は「今日までアイドルやから、かわいく終わりたいねんけどっ!」と絶叫して、客席から笑いを奪った。

 福本は2日付で、よしもとクリエイティブ・エージェンシーへ移り、バラエティー・タレントに転身。公演後の会見では「スポーツが得意なんで、スポーツロケとか、体を張った企画に挑戦したいですし、グルメロケもやってみたい。吉本新喜劇にも出てみたい」と抱負を語った。