AKB48片山陽加(23)が29日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた卒業公演に出演した。

 片山は、渡辺麻友、柏木由紀らと同期の3期生。卒業公演では、本編に加えて渡辺と田名部生来とともに、ユニットでセンターを務めた代表曲「純情主義」を披露。真っ赤なドレス風の衣装で、得意の高速ターンを見せて、会場を沸かせた。渡辺も「このメンツで『純情主義』をやるのは最初で最後。感慨深いです」と同期の卒業に花を添えた。

 また同じ3期生のHKT48多田愛佳が花束を持って駆けつけたほか、JKT48仲川遥香はビデオメッセージを寄せた。柏木由紀はこの日、兼任するNMB48のライブ(パシフィコ横浜)に出演していたためビデオメッセージを寄せていたが、NMB48の衣装のまま、急きょ劇場に駆けつけた。最後に「タンポポの決心」を歌うと、会場からは大きな「はーちゃん」がコール。同期5人で肩を組んで涙ながらに歌い上げた。

 片山は、AKB48での活動について「7年半は、長いようであっという間で、1日1日が濃かった。たくさんのメンバーやスタッフに支えられて、そしてファンの方に応援していただいた。頑張ってきて良かったと思います」と振り返った。ミュージカル女優として、舞台を中心に活躍できる女優を目指す。「これからはAKB48のとき以上に踏ん張らないといけない。片山が帝国劇場のセンターに立つまで、これからも変わらずに応援をお願いします」と決意を語って、最後は笑顔で手を振った。