SKE48のエース松井珠理奈(15)が、AKB48の一員として電撃デビューした。東京・秋葉原のAKB48劇場で1日、行われたAKB48の「RESET」公演に出演した。チームKとの兼任が発表されてから2カ月。ついにAKB48のステージに立った。

 1曲目「RESET」の幕が開くと、センターに現れたのが珠理奈だった。出演は事前告知されておらず、ファンはどよめき歓声を上げた。ところが、珠理奈はすぐに2列目の端、欠員が出ている後方へ下がった。SKE48チームS公演では、ありえないポジション。それでも、キレキレのダンスで存在感を発揮した。あいさつでは「体育会系、チームK。唯一のJK(女子高生)、松井珠理奈です!」と、韻を踏んだ新キャッチフレーズを披露。割れんばかりの珠理奈コールに、思わず口を押さえて涙する場面もあった。

 AKB48の公演にはこれまで、別グループのメンバーがゲスト以外で出演したことはなく、歴史的な1日となった。キャプテン秋元才加(23)は「珠理奈も『RESET』して、新たなスタートを切って欲しい」とエールを送った。【森本隆】