石原さとみ(37)青木崇高(44)が16日、ABCテレビ「おはよう朝日です」(午前6時30分=関西ローカル)にVTR出演。主演映画「ミッシング」(吉田恵輔監督、17日公開)の撮影秘話を語った。
石原と青木演じる夫婦が、愛する娘の突然の失踪をきっかけに、マスコミの報道やSNSでの誹謗(ひぼう)中傷などによって心をなくしていく。事件によって失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿を、同映画はリアルかつ繊細に描く。
7年前、吉田監督に直談判して夢がかなったという石原。「本当にこういう作品がやりたかったんです。監督に自分を壊してほしいと直訴しました」と明かした。
脚本を見たとき、覚悟がいるなと悟った石原。自身、22年に第1子を出産したが「妊娠する前に脚本をいただいて、母親になってから再び台本を見たときには、世界の色が変わるぐらいに印象が違って見えて、ずっと涙でうるうるしながらページをめくっていました。当事者としての気持ちがよく分かりすぎて、苦しくて苦しくて、心が壊れないように必死に演じました」と心境の変化に言及した。
監督からは「ドキュメンタリーを撮りたい」と言われたという。
「今のは芝居に見えるとか、今のだと感情が分かりやすすぎるとか、今のだと落ちすぎた、今のだと高まりすぎた。今のじゃなくて前のが良かった、って言われても前のが分からかったり。自分の中でこうかなと思ったものがほとんどNGでした」
試行錯誤しながら「自分の中で勝手に終わったものがOKだったり。だから、全く意識せずに本当にフロー状態というか、他のことを一切考えていない状況にするということを学びましたね」と役作りについて語った。
一方、青木は「自分自身も父親として、演じた時点で、自分の状況と境目がぼやけてしまうぐらい感情移入した。生まれるべきタイミングの作品だと思いました」と振り返った。
石原は撮影中、泣くシーンで「始まる前に(青木と)手をつなぎながらずっと一緒に泣いてからスタートしたりしました」と、献身的なサポートに感謝。
最後に石原は「当たり前を心の底から感謝できる作品だと思います。今の当たり前がどれほど尊いか、どれほどいとおしくてかけがえない時間なのか。それを理解していただける時間になると思うので、皆さんに見ていただきたいですね」と総括した。



