ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」のモデルとなったトラップ一家が住んでいたオーストリア・ザルツブルク郊外の邸宅が7月25日にホテルとしてオープンすることになった。ザルツブルク観光当局が2日までに発表した。新たな観光スポットとして人気を呼びそうだ。

 サウンド・オブ・ミュージックは、ナチスが台頭してきた1930年代のオーストリアを舞台に、一家7人の子どもたちと家庭教師の修道女の音楽を通じた交流を描いた感動作。アカデミー賞5部門を受賞した。

 邸宅は1863年に建築され、1923年から38年までトラップ一家が居住。一家が米国に逃れた後は一時ナチスに接収された。戦後は修道院の施設となり、一般に公開されていなかった。

 14部屋のホテル内には、トラップ一家が使用した家具なども展示されるほか、土産物の販売も。付属の教会で結婚式を挙げることもできる。

 ホテルのウェブサイトのアドレスは、http://villa-trapp.cc/