米映画芸術科学アカデミーは22日、第81回アカデミー賞の候補を発表。外国語映画賞で滝田洋二郎監督の「おくりびと」、短編アニメ賞で加藤久仁生監督「つみきのいえ」が、それぞれ候補入りした。

 日本映画の外国語映画賞候補は04年の「たそがれ清兵衛」以来。

 「おくりびと」は本木雅弘主演で、遺体をひつぎに納める仕事を通して生と死の尊さを描いた物語。共演は広末涼子、山崎努ら。

 「つみきのいえ」は、地球温暖化を題材にした約12分の作品。

 年を追うごとに若返っていく男を描いた「ベンジャミン・バトン

 数奇な人生」が作品賞など最多の13部門で候補に選ばれた。ほかの作品賞候補は「スラムドッグ$ミリオネア」など4作品。

 主演男優賞のブラッド・ピッド、主演女優賞のアンジェリーナ・ジョリーやメリル・ストリープら、おなじみのスターが候補に顔をそろえた。昨年1月に急死したヒース・レジャーさんが助演男優賞にノミネート。短編ドキュメンタリー賞候補には日系人のスティーブン・オカザキ監督作品も入った。

 発表・授賞式は、2月22日(日本時間23日)に米ロサンゼルスで行われる。