第32回日本アカデミー賞授賞式が東京都内で開かれ、13部門で優秀賞に選出されていた「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が、作品、監督、主演男優、助演女優など最優秀賞10冠。「おくりびと」がたっぷりと“贈られる”夜となった。
葬儀の際に遺体をひつぎに納める「納棺師」を演じて最優秀主演男優賞に輝いた本木雅弘を、司会を務めた義母樹木希林が「まじめなんで、私は安心して本木さんの扶養家族になっております」と語って沸かせると、本木は「まじめというのは役者としては情けなく、役の何が大事か分からないから(役作りで所作やチェロを毎晩)練習していて…」と、きまじめなスピーチ。
10冠決定後は、樹木が「私は安心して送られます」と言い、最優秀助演男優賞の山崎努も「(本木を)予約しておきます」とニッコリ。本木は「心を込めて送らせていただきます」と今度は恭しく返してみせた。



