覚せい剤取締法違反の罪で懲役1年6月、執行猶予3年の刑が確定した元女優酒井法子さん(38)の事件を題材にした映画「刹那(せつな)」(来年1月下旬公開、笠原正夫監督)の製作会見が26日、都内で行われた。

 原作は芸能リポーター梨元勝氏の著書「酒井法子

 隠された素顔」。女優街田しおん演じる子持ちバツイチ女性週刊誌記者が、酒井被告と自分の重なる部分を感じながら同事件を見つめていくというストーリーに、実際の事件映像を使用したドキュメンタリーシネマ。梨元氏は「『ストップ・ザ・覚せい剤』がテーマ。芸能界の再犯率は70%。普通の会社なら1度でも終わりなのに繰り返すのは、甘えがあると思う。取材経過も乗せながら伝えていきたい」。

 また、主演女優の変更が知らされた。当初、元宝塚女優が主演予定だったが、笠原監督は「突然、昨夜降板を告げられました。理由は一切不明です。本当に申し訳ございません」と謝罪した。