歌手でタレントの研ナオコ(70)が4日、TOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜午後5時)にゲスト出演。ビートたけし(77)との縁を語った。

研は「個性的だと感じた芸人」にたけしの名前を挙げると、「たけちゃんはすごい」と即答。接点について「私がコンサートやライブをやる時、ツービートが”前説”だったの」と古い縁を明かした。

当時のたけしについては「緞帳(どんちょう)の前でやってて、面白くてしょうがなくて。イベンターさんに”次も呼んで、次も呼んで”と。来てくれて。いやあすごいなこの人と思って。聞いたことない、こんな漫才と思った」と回想。その後頭角を現すと「そりゃ売れるでしょうと思った」と振り返った。

お互いがブレーク後に共演もあったが「私も『たけちゃんに前説をやってもらってた』ってテレビでも報道でも言わなかった。たけちゃんも一切そういうことは言わない。お互いに言わなかった」。

双方が触れることなく過ごしていたが「番組で会った時に、一瞬コマーシャル入るじゃないですか。コマーシャルの間に”いや、俺は研さんにお世話になったからな”って言われて。”いやいや、何言ってるんですか。こっちこそお世話になりましたよ”って。パパッと会話で成立しちゃった」とさりげなく感謝を伝えられたという。

パーソナリティーの麒麟川島明は「うわあ。覚えてはったわけですね。これだけお客さんがいる舞台を与えてもらってうれしかったと」と研とたけしの粋なやりとりにため息を漏らすと、研は「嫌じゃないかってくらい、私(前説を)リクエストしたから」と笑っていた。