米映画監督のマイケル・ムーア氏(55)が30日、初来日し、新作映画「キャピタリズム

 マネーは踊る」(12月5日限定公開、1月9日全国公開)の記者会見を行った。米国のサブプライムローンによる経済破たん、世界不況の推移を撮影した内容のため、都内の東京証券取引所で、初めての映画宣伝イベントになった。「初めてと聞いて驚き。ニューヨークの証券取引所では立ち入り禁止だから、光栄だね」とあいさつした。

 映画の中で突撃取材したときと同じようなラフな衣装で登場したが「実は飛行機でロストバゲッジしちゃって、着るモノがなかった。急いでSUMOレスラーが買うお店でそろえたんだ」と、190センチ、100キロ以上の巨漢を揺らして笑った。

 飛行機会社を尋ねられると「日系2社の1つ。Jで始まりLで終わるところさ。ヘッヘッヘ」とニヤリ。公的資金注入か否かで揺れる、日本の問題企業の名前をちらりと出して、会場を笑わせた。マイケル監督らしいユーモアで、米国の暗部に警鐘を鳴らしながら、日本については「僕には好印象だが、実際に住んでいたら間違っているやり方がみえるのでしょう」と話した。