俳優渡部篤郎(41)が出演と長編初監督を務めた映画「コトバのない冬」が20日、公開初日を迎え、渡部のほか、渡辺えり、鈴木一真、北見敏之が都内で舞台あいさつを行った。主演高岡早紀が演じる平凡な日々を送る女性が、言葉が話せない男(渡部)と出会うことで生じる変化を恋を織り交ぜながら描く。渡部は「初日を迎えることができて胸がいっぱいです。日常の何げない物の中の大切な物がたくさん描かれています」とあいさつした。渡辺は「監督はクリント・イーストウッドみたい」と、渡部をたたえた。