【ニューヨーク7日=桐越聡】女優大地真央(52)が、当地のジーグフェルド劇場で行われたディズニーのファンタジー映画「ナルニア国物語

 第2章カスピアン王子の角笛」(日本公開21日)のワールドプレミアに出席した。同映画の日本語吹き替え版の声優を務めることから招待された。昨年8月に結婚した夫の世界的インテリアデザイナー森田恭通(やすみち)さん(40)と腕を組んでレッドカーペットを歩いた。

 ウンガロのドレス姿の大地が、黒のリムジンから降りると、周囲からは「ビューティフル!」の声が飛んだ。「あなたは皇族の人か」という質問が出るなど当地では無名だが、米3大ネットワークの1つABCを含む欧米のテレビ5局が個別取材を申し込むなど出演者並みの扱いを受け、映画関係者は「存在感がある。出演しない日本人がこれほど注目されるのは珍しい」と驚いた。

 「海外作品にという気持ちは」と聞かれた大地は「何かの形でそういうことがあるといいなという夢は広がりました」と笑みを浮かべ、森田さんと見つめ合うなどラブラブモード全開。森田さんは「本場でも堂々と、凜(りん)としているのがすごい」と話した。

 同映画は日本で68億円の興行収入を記録した「ナルニア国物語

 第1章ライオンと魔女」に続くシリーズ2作目で、前作を上回る世界73カ国で公開される予定。

 大地は07年の「フィクサー」でアカデミー助演女優賞のティルダ・スウィントンが演じた「白い魔女」の声を日本語版で担当する。