本木雅弘の義母で女優樹木希林(66)が23日、都内の自宅で取材に応じ「すごいわ。すごいことになっちゃった」と繰り返した。受賞は予想しておらず、同行した本木の妻で娘の内田也哉子からはうわずった声で「取ったよー!」と電話があったという。

 本木も受賞を考えていなかったようだ。タキシードは新調しなかった。英語も、子供たちが冗談混じりで教えてくれるフレーズを繰り返すだけだった。評判の高いイスラエル作品「戦場でワルツを」を見て「おくりびと」の受賞はないと予想していたという。出発前夜、本木夫婦と日本酒で乾杯した時「楽しく行ってきて」と声を掛けると、「ここまできたので十分です」と答えたという。仕事で深く考え込んでしまう本木を思って「人の褒め言葉にはうたぐり深いですから、これで明るくなるといいです。でも、これからが役者の本当の道を歩くわけですから」と、エールを送った。

 また、義父の内田裕也(69)は滝田監督と主演映画「コミック雑誌なんかいらない!」でコンビを組んだこともあって「ビッグ、ビッグサプライズ!

 ただ、ただ驚いている。僕もチャレンジする!

 ロックンロール」と喜んだ。