新作「キャタピラー」などで知られる映画監督の若松孝二氏(74)が4月29日、映画祭出席のため滞在していたレバノンのベイルートで、同行カメラマンら2人とともに現地警察に一時拘束されたことが2日、分かった。政治犯らを収容しているルミエ刑務所周辺で撮影したことが理由とみられ、警察署で事情聴取を受け、約7時間後に解放されたという。同刑務所は撮影禁止。警察署に連行後、映画祭関係者、弁護士らが解放を交渉した。