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映画この一本

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 洋邦問わず、日刊スポーツの映画担当記者がオススメ映画を紹介します。

ガンダムが好きなら見るべき

[2014年1月19日8時49分 紙面から]

◆エンダーのゲーム(米)

 「機動戦士ガンダム」のテレビ初放送は79年。最初に見たんは高1のときで、81年の再放送やった。その年に劇場版第1作が公開されて、大阪・梅田ピカデリー劇場で並んだ。野球部の丸刈り頭でね。スクリーンは確か7階で、行列は階段通って1階…さらにビルを囲むように延びとった。

 何であんな盛り上がったんか? 個人的にはセイラ・マスが大好きやった(ポスターまで買った)からやが、世間的には従来のヒーローものアニメになかった“勧善懲悪やない世界観”が大きかったんちゃうかな。「ニュータイプ」いう概念も妙に斬新やったし。

 米国のSF作家オースン・スコット・カードがこの映画の原作を発表したんは77年らしい。なるほど。それなら主人公エンダーがガンダムのアムロ・レイや、エヴァの碇シンジっぽいことや、昆虫型生命体がマクロスFのバジュラにそっくりなんも合点がいく。直感力や柔軟な思考に優れた少年少女が、戦場に駆り出されるパターンもね。今作は実写やけど、原作は後世のアニメに圧倒的な影響を与えたんは間違いないし、クリエーターの“バイブル”なんかもしれまへん。

 さて、映像は最近のSFらしくスケールがでかくて、迫力がある。試写会で「ネタバレ禁止」の誓約書を書かされた。確かにラストはぐいぐい来る。予備知識なしで見るのをお薦めします。レイも、アスカも、シェリルやランカもおらんけど、SFアニメ好きなら見るべき1本やなあ。【加藤裕一】

(このコラムの更新は毎週日曜日です)

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