都道府県魅力度ランキング47位、群馬県の魅力を52のあるあるネタで紹介するガイドブック「群馬のおきて」(アース・スターエンターテイメント)が発売された。今や「未開の地グンマー」として、ネット上でパロディー画像が投稿される“群馬いじり”も自然発生。前橋市生まれの著者、北村ヂン氏に話を聞いた。

 北村

 30位くらいかと思っていたら、最下位だと。こうなったら逆手にとって、ネタ的においしい群馬県として盛り上げたいと、本にまとめることにしました。

 本には、他県民には分からない群馬の地域性や風賞が満載だ。共通言語である「上毛かるた」をはじめ、授業の号令は「起立、注目、礼、着席」、道に迷ったら山を見る、ガトーラスクをもらうとニヤニヤする、走り屋仕様の営業車がフツーに走っている、群馬県の形は「鶴」、前橋VS高崎のやりすぎなライバル関係…。群馬県の書店では、「半沢直樹シリーズ」を抜いて文芸書部門の1位になったという。

 北村

 かるたで県の情報を伝えようとする県民性ですから(笑い)、52ネタのかるたみたいなこの本にも反応してくれたのもかも。自虐性と郷土愛は表裏一体。コンニャクとネギ以外にも魅力はあると伝えたいじゃないですか。いつまでも中山ヒデちゃんと井森美幸さんのイメージというのも、あか抜けない感じがぴったりすぎてイヤなんですよ(笑い)。

 山のてっぺんにあるバス停が「群馬県庁前」だったりと、ネット上では群馬とは無関係なへき地や民族がイメージ画像として投稿される群馬いじりも盛り上がっている。「未開の地グンマー」の独り歩きについて、大沢正明知事も「未開の地なら、これから発展できる県だ」と肯定的に語って話題になった。

 北村

 戦後4人の総理大臣を出している県であり、国定忠次の土地柄でもある。義理人情に厚いし、何かをネタにひと山当ててやろうというたくましさの表れですよね。群馬県民のあこがれである埼玉がかつて「ダサイタマ」で知名度を上げたように、グンマーも最高に面白い県だと、少しでも知っていただけたらうれしいです。

 9月22日には、東京カルチャーカルチャー(江東区青海)で、群馬出身のクリエーターたちによる「大群馬(グンマー)サミット」が開催される。